さはらやの倉庫 詩と短歌と短編と

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詩 評価されたい

書くべきことなど始めからひとつもないのに
携帯のフリック入力は存在し続けて、
誰かの親指は肥大し続ける。
ザクロのように割れた親指を
誰かが綺麗だと言ったから嬉しくなった。
誰かの真似をしないと評価されないような気がして
詩を読む。
読み返されもしない文字列は資源ごみになれない。
限りなく消費に近い生産にのみ
生きる意味を見つけた私が
覗く世界はいつもいびつであれと願っている。
真似真似真似。
真実はひとつもなく事実と虚構が作るDNA。
かっこつけて言ったことがすぐに私を殴り付けてくる。