さはらやの倉庫 短歌と愚痴と雑記

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短歌練習帳34

短歌練習帳34 服部真理子さんの短歌を読んで私が詠んだ歌

花の名前
落ちてきたあんずの花よ春先のふとした嘘は許されますか

散ることに重きをおいて桜さく月に行っても花見をしよう

三月の桃のつぼみは小さくてあなたにもっともらい泣きする

堤防の一面にさく菜の花の泣きぐせなんて知らずに四月

固いもの 冬とかアスファルトとかを破ってすみれ咲いたよすみれ

澄んでいる空に三日月神無月私の人はとても酒好き

ジャスミンは静かに咲いて真っ白な花びらを空まで愛せそう

垂れ下がるふじの香りに寄せられて二人は出会うあずまやの下

「かすみ草を花束にして」「控え目なお祝いですか」「猫の誕生日」



行き道のさつきの蜜を吸いながら一輪車には思い出がある

去ってった菖蒲のような人でしたもう月のこと話すこともない

宇宙にはなさそうだねと君が言うなつめの花をひとつください