さはらやの倉庫 短歌と愚痴と雑記

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短歌練習帳19

短歌練習帳19 光森裕樹さんの短歌を読んで私が詠んだ歌

君からはただの黒点なのだらうワツクスつけし俺の黒髪

恋なんて微積分では解けずして俺の専門分野ではない

どうしてもマイナスねじが必要で吹雪の中を駆け回る俺

ちよこまかと動きまわつて一生を終える気がして飛び乗る各停

この俺を知らずに死ぬと後悔はしないが少し俺が寂しい

学祭で俺はひとりの客となり君を探して広場さまよふ

誰も俺を必要とせぬ世の中の広さを嘆く気にもなれずに

死体だと認識される手前にて寒空の下酔つ払いである

六畳の万年床に住み着いた俺の臭いを嗅ごふものなら

極東に骨を埋める俺などがふらんすぱんをかじる早朝

真夜中に君が恋しくコンビニへ出掛けるふりをして外へ出る

まだ青い空の一番星を君と名付けた俺を見てほしいから