さはらやのブログ 詩と短歌 時々自分のこと

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短歌練習帳2 中澤系

短歌練習帳2 中澤系

実はこの歌人の作風をまねする試みを短歌を始めて一か月半ほどのころにやったことがある。(途中で挫折した)
図書館で桜前線開架宣言に初めて出会った時のことだ。
その時も中澤系の作風で10首を作った。
そのときは画一的に切り取られた現代をイメージして作った。
今回も無機質な画一化された社会をイメージした。
しかし、より具体的に、中澤系が都市に「思考停止の侵食」を見出したならば、地方都市に住む私は「イオン」に思考停止の浸食を見出してみようと考えた。
結果、イオンの歌になった。(笑)
とある地方都市の画一化された社会の雰囲気を味わってもらえたならうれしい。

どこまでも車で行ける一車線その横に平然と建つイオン

イオンにてデートをしたらイオンにて葬式の夜の夕食も買う

そこからは思考停止の向こう側イオンの裏山のタヌキとか

雨の日も雪の日も雷の日もイオンは街のすみに建ってる

柔らかいものから順に壊れてく蒸しパン僕君国会議事堂

手に取ったものは大体流行りから遅れて三割引きになってる

学生の波にのまれて学生の定義に一人組み込まれ朝

二年前流行った歌を流してるアーケード街を毎日通る

分かりやすい毎日だけが映画館で上映されない世界に生きる

順番に電車にのって順番にレジにならんで順番に死ぬ

面接で聞かれることを予測して人は前向きな人間になる

ふるさとがあると思っている人のふるさとにあるイオンはでかい

皆さんの街にイオンはありますか?

桜前線開架宣言

桜前線開架宣言

uta0001.txt―中澤系歌集

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