さはらやの倉庫 短歌と愚痴と雑記

短歌と愚痴と雑記 twitter @0ya5udon

詩 ホットミルク


ホットミルク

君の視線を考えすぎると眠れなくなることがよくある
そんな夜更けに一杯のホットミルク
太陽の悲しみを月の下まで持ってきて嘆くとき
涙で枯れた喉に一杯のホットミルク
何でもない日の何でもない夜
何でもない一杯のホットミルク

蔦の絡まった屋敷のキッチン 使い古したミルク鍋で
コトコト煮詰めたホットミルクの味を私は知らないが
家の台所の青い取手のついたレンジで一分
温めた牛乳をホットミルクと呼んでいいなら
私は今日も素敵な眠りに誘われるだろう