さはらやのブログ 詩と短歌 時々自分のこと

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百人一首 本歌取り アルパカ百匹①

百人一首本歌取り……になっているかどうか分からないものをアルパカで作りました。Twitterに一つずつあげたもののまとめです。少し改作しています。まずは1~30まで。三日坊主になる可能性が高いのですが、ならなかったら100まで続きます。

アルパカ百匹

秋の田の稲穂の海に吹く風と軽トラックが運ぶアルパカ

アンドレがタンクトップの春過ぎて僕はアルパカ柄を貰った

待ち時間山鳥の尾とアルパカの尻尾を足して二で割ったくらい

長くいたふれあい動物園を出て富士の高嶺に来てたアルパカ

奥山に紅葉踏み分けアルパカがなんと鳴くのか未だ知らない

アルパカの渡した橋はモコモコで冬でも暖かいと評判

天の原ふりさけ見ればアルパカの落とした糞を踏んでしまった

アルパカは都の辰巳に住むと言う都市伝説を考え付いた

アルパカの瞳の色は移ろいで美味しい草の前だと光る

アルパカに初めて出合いもふもふに惚れ込んだのはおう坂の関

大海原八十島にいたアルパカが戻ってきたらアルパカの乱

アルパカの刈られた毛玉吹かれても雲の通い路閉じてもこもこ
 
アルパカの恋ぞ積もりてアンゴラのセーターよりも暖かくなる

群れなしたアルパカたちが一斉に乱れそめにし黒アルパカに

春の野にアルパカ一頭僕一人ま白い僕らに雪は降りつつ

アルパカはいなばの山の峰にいる松の向こうでこちらを向いて

ちはやふる神代も好むアルパカを一目見ようと人だかりかな

アルパカが岸に寄る波見つめてはため息をつく満月の夜

難波潟短い足のアルパカも一所懸命歩く足跡

モコモコで今はた同じアルパカと羊間違え恥かく私

アンゴラのウサギは人が狩ったから有明の月に映るアルパカ

前髪がかき乱されて山風を恨むアルパカ嵐の九月

雑草をもぐもぐ食べるアルパカよ食欲だけの秋にはあらねど

アルパカの神のまにまにもふもふにこころゆくまで埋まってみたい

さねかずら人に知られず巻き付いてだんだん長くなるアルパカの首

杉を切るチェーンソーと小倉山音に驚き逃げるアルパカ

草原をわきて流るるいづみ川アルパカは向こう側にも行きたい

山里は冬にアルパカ囲いこみ家族団らんあたたかいこと

初霜の中をアルパカ歩き行く白菊の葉よどこにあるかと

暁に眠るアルパカ起きるアルパカ二度寝するアルパカもいて