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さはらやのブログ 詩と短歌 時々自分のこと

詩と短歌とその他もろもろのブログ twitter @0ya5udon

短歌 スーパーのお菓子売り場のお菓子たち

スーパーのお菓子売り場のお菓子たち

アーモンドチョコレートからにじみ出る他のチョコには負けない何か

チョコボール口から喉へと落ちてゆく一人寂しい帰りの最後

ショコラショコラ君の名前を呼んでみるティーカップのふち落ちそうな君を

健康になるためグリコを食べ続け明日が寿命の斉藤さんは

大海に生きたいと思い溶け出したアルフォートゴミ箱へと捨てる

ぽんぽんと弾け飛んだら行く合図コルネを銃につめこみながら

ポッキーの先端で君に触れてみるこんなに熱くてすぐに溶けそう

緑色したグミだから摘まんでは放して摘まんで繰り返してる

似ていると思いませんかヘーゼルナッツとエーデルワイス どれみふぁそ

マカダミアナッツと共に含まれる君への嫌悪と私の犬歯

キャラメルが溶けると奥歯にくっついて歯車が全て止まってしまう

アポロから下山してきた人が言う富士山よりは赤みがあった

潰れかけマーブルチョコのひび割れた中身はそんなにグロく見えない

チョコベビー泣かないでおくれチョコベビー甘やかしすぎて溶けてしまった

ぱぴぷっちょぺぽぷぽぷっちょ噛めば噛むほど後悔が重なっていく

致死量のラムネを食べて死んでゆく子供の心を広告で包む

天井に投げたグッピーラムネから怖い怖いと叫びが聞こえる

試合にもキットカットを持っていく加藤の昨日の夕飯はカツ

ミルキーの優しい味に包まれて今だけ私の涙は白色

残ってたドロップたちが反乱を起こしてその名はハッカ革命

賞味期限切れのサワーズ置いてある駄菓子屋の名はスナック清水

横領の事件がある度その金でうまい棒いくつ食えるかと思う

南米のコアラのマーチがやってきて枕元から殺気を放つ

トマト味プリッツ食べる君のこと嫌いじゃないけどトマトは嫌い

何色のゼリービンズ食べたって虹色なんかになれやしないよ


噛んだのはイチゴミルクのキャンディーで弱さを見せない私を演じる

しゅわしゅわと三ツ矢サイダーキャンディーが私を溶かして自分も溶ける

つまらないこんにゃく畑はニュースにもならずに静かに食べられ続ける

アボガドと白桃を乗せたリッツには他のリッツの嫉妬がささる

じゃがじゃがりじゃがりこの友を名乗っては廊下に立たされ続けた鈴木

挟まった白い何かに気をとられビスコにいつも集中できない

親指にとんがりコーンをはめながらあなたは別れを切り出し始める

おっとっとさえ食べなければ怪物を殺れたとのたまう原二等兵

ベビースターのような髪の毛しやがって」ヤンキー卓也の決め台詞はこう

きりんさんだけは食べずにおいといたたべっこどうぶつもうすぐ二年

ブルボンのプチシリーズをこの棚の右が全て買いますが夢

とりあえずポテチとかいうポジションに最近納得いかないポテチ

止まらないかっぱえびせん止まったら浮気されたと泣きつくえびせん

辛いもの好きなんだねとその次の会話をいつも待つカラムーチョ

山という山にきのこを生やしたらきのこの山はただの山だね

真ん中に空いた穴から君を見てヨーグレットって呟きたいな

すこんぶはかじってしゃぶって舐めつくしそこから先が本番ですよ
 
地下二階トッポ売場は混雑し屋上からの輸送がされる

パイの実のサクサク感を保ちつつ青春五年を謳歌せよ(五点)

たけのこの里は皆でたけのこを採る習慣があるだけの里

昼寝から覚めたら口の中にあるなちぐろあめが喉まで落ちた

旅に出る子へときんかんのどあめを渡すばあちゃんそれは邪魔だよ

はちみつきんかんのどあめ舐めながら旅に出た子は空を見上げる

チューハイにしるこさんどをつまみつつ友達の友達の恋を聞く

左手にハードビスケット持ちつつ死にたい欲と戦ってみる

町内の会でもらったくりおこしたぶん食べずに捨てるのだろう

カントリーマームと言えば開く気がした家のドア鍵で開ける

エリーゼはどこまでも清く美しく錆びれた商店の中に並ぶ

チョコパイが出る家ならば靴下を少し良いやつに履き替えて行く

ラングドシャ割れてしまったラングドシャ袋の中の死体を潰す

回覧を回したついでにもらってたサブレはいつも故郷の味

歯についたオレオがなかなかとれなくてお歯黒かよと笑われた頃

テスト勉強してるときハーベスト片手に読んだチャートⅡ、Ⅲ