さはらやの倉庫 短歌と愚痴と雑記

短歌と愚痴と雑記 twitter @0ya5udon

雑記(自分を責める自分について)

向坂くじらさんのしょぼい喫茶店にとても行きたい。 東京は遠いので行けないけれど。けれど不思議だ。小中高で月曜日に本当に行きたくないと思ったのは数えるくらいしかない。 というか、かなりあったかもしれないけれど、忘れる程度のことだ。 学校はある意…

塔新人賞応募作 夕焼けと朝焼け  (予選通過)

塔新人賞に応募した連作です。 栗木さんに一票を頂けました。 夕焼けと朝焼け 佐原八重 赤と青のセロハン重ね見るように天井にへばりつく夕焼けラプソディインブルー使わない鉛筆たちが聞き惚れる旋律学生の万年床に抱き枕私より優れている予感一限を布団の…

辞書

自分だけが分かる、自分のための辞書 ※書いた言葉は必ず国語辞典で確認する。(みんな語としての意味を知る)仕事 自分で決めるもの死 生きている人は誰も経験をしたことがなく、生きている人の誰もが経験をするもの 憧れるもの 甘美な響きを持つ図書館 本が…

雑記 (記憶とか私とか)

なんとなくつまらなくて、読書も勉強もTwitterもしたくなくて、あえて言えばおしゃべりがしたいのでブログを書きます。 以前から書きたい内容があったけど、書けてなかったのでそのことを。 注意※ここでは意識や感覚や感情の固有なものを「わたし」と表現し…

高安国世の短歌

鉄骨のかぎる一劃一劃に予感の如き夕映がある 『虚像の鳩』ここばかり不思議に人の絶えながら風吹きぬける0(レイ)番乗場 『虚像の鳩』 広場すべて速度と変る一瞬をゆらゆらと錯覚の如く自転車 『虚像の鳩』 次つぎにひらく空間 音もなきよろこびの雪斜交(は…

感想(新進歌人会に参加して)

感想(新進歌人会に参加して) 5月19日、18時から京大で行われた新進歌人会の歌会に参加させてもらいました。歌会は短歌チョップ以来の二回目でちゃんと歌が読めるか不安だったのですが、主催の小林通天閣さん、参加者の完全なQ体さんと歌を読み合うことが…

なぜ生きているのか 雑記

掃除をするたびに思う。なぜ二三日後には埃が溜まっているだろうに私は掃除をしているのかと。一週間後には同じように汚れてしまうのになぜ掃除をしているのかと。百年後には全て壊れてなくなっているだろうに、なぜ私はせっせと飽きもせず掃除をしているの…

私と短歌+(良い短歌とは何か)

さっき書いた「私と短歌1~3」に私と短歌が目指すものについて書き忘れたので少し書こうと思う。 これは現在の私に関わる全てのものついて言えるのだが、私は今、将来のことを上手く描けないでいる。短歌のことだけではない。勉学のこと、部活のこと、大学の…

私と短歌 3

私は短歌を詠むことで救われてきた人間だが、短歌を詠むにあたって短歌を読むことは避けて通れない。私は自分で作った短歌も三時間後には忘れてしまう人間だし、気分の進むときにしか人の短歌を読まない。しかし、私が短歌をノートに書きためておくのではな…

短歌と私 2

そう、私は誰かの短歌を読んで感動したとか、誰かが短歌を詠んでるから私も、などではなく、本当に勝手にひとりで短歌を作り始めたのだ。 短歌を始めて10日後くらいにうたの日に始めて参加した。 最初の歌は「自販機の横に立ってるごみ箱のようにひっそり役…

短歌と私

Twitter上でSNSと短歌について話題になっている。フォロワーさんやTwitterをやっている短歌を作る人が短歌とSNSについてツイートしており、すごいなと思って読んでいた。 何がすごいと思うかというと、その人たちは短歌と世界について話しているように思うか…

愚痴と少しだけ雑記

雨の日の夜の夜の運転は視界が悪いから好きではない。けれど、渋滞の対向車線の車のヘヘッドライトが濡れた車道に反射してどれが光源か分からないほど光っているのは好きだ。繁華街だと宝石箱をひっくり返したみたいに、ヘッドライトと街の灯りを濡れた車道…

雑記

同じ日本語を話しているからって、話が通じるとは限らない。私の中の日本語と私のなかで外の日本語がちゃんと対応しているとは限らない。 私は間違った日本語を使う。 私はとても幸せな時にも死にたいと思うけど、その死にたいの意味はいわゆる死にたいの意…

雑記

例えば、旅に出ると夢を見るが同義語だったら素敵だなと思うとする。それは旅に出ると夢を見るが同義語であるべきだ、ということではなく、逆に、旅を出ると夢を見るが同義語であったら困るであろうに、素敵だなと思うのである。この、素敵だなという感覚は…

愚痴

自己否定ばかりの日々に他人から承認されるための短歌だ懐かしいことを話すと懐かしい気持ちになれることですつまり自分とは何かを言える安心を得るためにする活動その他自分とは何か言えずに不安だけ積もり積もって崖から落ちる明日生きているかどうか分か…

短歌 連作

想定内の想定外冷めそうだインスタントのコンスープ君は星野源に釘付け夏なのに腹巻きをして寝る君の寝相はコペルニクス的転回愛というものを挟んで繋がってそれはキスさえ邪魔だと思う積み上げた本を崩さぬようにして君の隣に作る縄張りコンビニのかぼちゃ…

愚痴

最近は気分がいい日が多いため、短歌研究新人賞と角川短歌賞の連作を作って、あわよくば出せるかも!と久々にきちんと連作を考えてたら、賞用のだからと逆に感情を出すことをセーブしてしまって、結局一日イライラしてしまった。 掃除したり片付けしたのにイ…

短歌 連作 「間違った方向」 「好き。」

間違った方向 間違った方向はない全方位春あの丘に駆けていきたい飽きもせず言葉を話す私とかまだ生きている全人類とか公園の真夏で水を虹にする言葉の束を作りたい人読みかけの本が夕陽を照らすとき世界は優しいので反り返るもうねようもうねようって思う度…

短歌 連作 明るさの希釈

明るさの希釈 佐原八重 混じりたいイオンの中のサボテンの折れた棘のひとつとなって琵琶湖には希望が沈むと信じてるから夕暮れに車で向かうなつかしい話ばかりになりましたヌートリアのいた土を踏んでる乗ったことのない宇宙船とか上手く使えない日本語とか…

生きてる!

生きてる!私は生きてる! もういいや! 私は生きてる!

詩人

詩人あなたは詩人 泣きたいときに泣いている 笑いたいときに笑って 悩みたいときに悩む 私があなたを乗っとるとき あなたはそうだねって言って それがいいよねって言って そうするべきだよと言って 笑いながら泣いているのを知っている私はするべきことを知…

詩 種の言葉

種の言葉生きてきた秒数がある生きている秒数がある生きてきた秒数がある君にも僕にもそれはあるんだ晴れた日が雨の日が風の日が生まれた日が一分一秒一時間どうやってはかろうか転んだ日が、笑った日が、つらかった日が何でしるそうか折れたシャープペンシ…

2/16(金) 日記と短歌

今日は気分がいい日だった。 カウンセリングに行った。辛い気持ちにあまりならなかった。 図書館に行った。久しぶりに哲学の棚をうろちょろした。昔、挫折した本を借りた。それと二週間では到底読め切れなさそうな量の六冊の哲学書。 図書館が好きだ。図書館…

好きな短歌をパロってみた2

好きな短歌をパロってみた2 好きな短歌を真似して詠んでみました。2回目。 水田を歩む クリアファイルから散った真冬の譜面を追って(笹井宏之)座布団で眠る 明日の不安から落ちた冷たいネジを隠して(さはらや)海岸を走る テールランプから落ちる光を夜…

私の好きな短歌をパロってみた 

私の好きな短歌をパロってみた かきくらし雪ふりしきり降りしづみ我は真実を生きたかりけり(高安国世)柿赤く空は雲まで高く澄み私は嘘をつき続ける子(さはらや)とにかくk音の続く練習がしたかった。 上の句でk音を押しておいて、下の句でも最後に〆のよ…

詩 私の願い

私の願い 意味のないことをしようよ。 意味のないことをしようよ。影が逆さまに伸びて 初めて太陽と出会うとき どんな顔をするだろうか意味のないことをしようよ。 意味のないことをしようよ。意味のないことを君としたい。 世界に意味がなくなればいいのに。

春よこい

春よこい まだ桜は咲いていない。桜並木が有名な川沿いの土手は昨日よりぐんと暖かくなった陽射しできらきらと輝いていた。 「はやく春になるといいね、兄さん」 二番目の弟はもどかしそうに靴を、靴下を脱いでいた。 「川に入るのか?冷たいぞ」 俺の声も聞…

相聞歌 雨の日にしか来ない人

相聞歌 雨の日にしか来ない人短編「雨の日しか来ない人」の私とワタツの歌のやりとり。 ワタツが名を名乗り、私を抱きしめた夜の翌朝、私の枕の下に一枚の短冊が置いてあった。 そこにはワタツからと思われる歌が一首。 くちなしの花の涙を集めては墨摩る水…

草枕を読んで

ぽつりぽつりと土の色が濃くなり、雨が降ってきたと気づいた。そう言えばさきほどから草の匂いが強い。やがて土は泥となり、雨水は側溝へと流れだす。何本もの曲線が絡み合ってその流れを作りだし、これがぽつりひとつと降ってきた雨粒から始まったのかと思…

文学になりたい

文学になりたい 私の中の「死にたい」の同義語に「文学になりたい」というものがある。裸になって横たわり、ありとあらゆる文体で、ありとあらゆる書体で、真っ白な床の上で私は文学になる。作者と読者を同時にこなし、国会図書館の中にのみ完結する生ならば…